【ラグビー部】 冨永組 国体県予選 準々決勝 観戦記
大変な雨でした。
前日から降り始め、次の日の朝まで降り続け、
夜になっても水が引き切らない場所もあったのではないでしょうか?
朝みた学校のグランドは、見たことのない様子で、言葉を失いました。
そんな中、ラグビー部は、雨にも負けず、交通機関の遅延にも負けず、
試合をしてきました。
幸い、試合は、天然芝のグランド、また、熊谷は早めに雨がやんでいたおかげで、
学校周辺の状況からは想像できない恵まれた状況で試合ができました。
一昨年の張替組以来、2年ぶりに国体県予選のベスト8になった冨永組。
新人戦県大会1回戦で5-55で敗れた本庄第一(新人戦3位)との再戦となりました。
第四試合、朝から交通機関が乱れていたのは把握していましたが、
芝の回復を少しでも進めるため、試合時間を1時間遅らせたこともあり、
移動は、大丈夫だろう、と普段していたら、意外とぎりぎりの到着となり、少しバタバタしましたが、
熊谷の芝生のグランドで、シード校の本庄第一高校との試合が、草加高校風上でKOされました。
試合の入りが課題でしたが、風上の利を使い、敵陣に入り込むと、BK⑩越智が先制のトライ、
FWも続き前半10分過ぎて、14-0でリードを奪う展開となりました。
転機となったのが、この後のKOレシーブ。
風上の利を生かすために大きく蹴るのがセオリーのところを、ラインの裏へ蹴る選択。
相手もキックを警戒して下がっていたので、間違いではないのですが、スポーツは結果がすべて、
そのキックを再獲得できず、相手カウンターとすれ違ってしまい、失点につながります。
風下の前半、我慢の時間が続いた本庄第一ですが、このトライで、息を吹き返し、
草加のキック処理のミスからチャンスをつかみ、リスタートなどから速攻で2トライを奪い逆転。
草加も前半の終わりに、チャンスを迎えますが、ものにできず、14-19で折り返すことになります。
ハーフタイムを挟み、風下になる後半の最初の10分が大切、そこで相手のゲームプランを判断して、
失点せず、風下のゲームプランを遂行することが、後半最初のタスクでしたが、…
KOのミス➡SA(サイドアタック)から1トライ、
PK(反則)絡みで、1トライを最初の10分で相手に与えてしまいます。
ラグビーは、気持ちが切れると、一気に点数が離れてしまうもので、
風下、この時点で、14-33、残り20分。
このまま、流れを持っていかれ、点差が大きく離れるか、と思われました。
しかし、DFも押し込まれる場面は、少なくなかったですが、
献身的にタックルに入り、ここから1トライを奪われたものの、
PG(ペナルティゴール:3点)と1トライを返し、22-38で試合終了。
4か月前の5-55から、差を詰めた結果となりました。
勿論、負けは負けなので、結果としては変わりません。
気が早いですが、秋の全国予選で対戦するか、どうかもわかりませんが、
そこでもし対戦したら、「勝つ」という気持ちを強くする試合となりました。
しかし、シード校に勝ち切ることは、簡単ではなりません。
この試合をしっかり振り返り、次の課題と目標を設定して、それをクリアするための
努力を積み重ねていくしかありませんね。
まず、その前に、6月7日と11日にある、順位戦に勝利することが大切です。
いずれも難敵であることは間違いありません。
試合間隔が短いので、リカバリーとチームの意思統一の作業しかできないと思いますが、
できるだけのことをして臨みたいと思います。
明日は、東部地区で新一年生を集めて、
初めてのラグビーの試合(勿論、いきなりフルコンタクトではないですよ)が行われます。
草加高校の今年の1年生は、いつも以上に、やる気に溢れているようなので、
頑張って欲しいです。怪我のないように。
今日の試合、勝利の女神とはなりませんでしたが、
昨年度の59期小島組のマネージャー、鈴木と田頭が応援に来てくれました。
ありがとう。