ラグビーについて(3) 概論③

草加高校ラグビー部のHPまでチェックしてしまう、ラグビーマッドの皆さま、

また、

8日より、分散登校ながら、学校が6時間始まり、非常に疲れを感じているA班(出席番号奇数)の皆さん、

また、9日より登校の始まるB班(出席番号偶数)の皆さん、

今回も、ラグビーについて、お話ししたいと思います。

予習や、復習に余念のない新一年生諸君、高校生活に欠かせない部活動選びの情報として、

少しの時間、お付き合いください。

 

兎に角、暑い!マスクも暑い!!新しい生活様式、無理ぃー、とお嘆きの皆さん、

ラグビーはもっと「熱い」ですよ!

その熱さの原動力を良くあらわした言葉があります。

「One Team」? 昨年度の流行語大賞にも輝いた言葉ですが、違いますよ!

「One For All、All For One」です。

 1人は15人の為に、15人は一人の為に、と良く誤解されています。

この言葉は、古くはデュマの小説『三銃士』のなかで銃士たちが誓い合う場面で使われて有名になったそうです。

All For OneのOneとは一人という意味ではなく

「勝利」という意味で、一人はみんなの為に、みんなは勝利の為に、が正しい意味です。

1人1人がきちんと目的のために、全員が役割をしっかり果たすのが重要だ、ということなのです。

「助け合いの精神」というより、「自立した人間としてチームを支え、勝利を目指す」という

事だったのですね。

スポーツ全般そうですが、とくにラグビーでは身体接触が認められているため、ミスも起こります。

ミスをしたことを責めるよりも、それをフォローできなかった事を責める。

得点をした選手にどうしてもスポットライトが当たりがちですが、トライを決めた直前のパスや、

起点となったスクラムやラインアウト、DFでのタックルからのTO(ターンオーバー:攻撃権の奪取)が

称えられるスポーツです。

2019ラグビーワールドカップでもスクラムという地味な所に脚光が当たりましたね。

 

このようなスポーツの特性上、

やっぱり、チームメイトへのリスペクトなくしては、チームは成り立ちません。

指示を待っているだけの選手では、強いチーム、つまり、良いチームはできません。

仲間を信頼してプレーし、仲間に信頼されること、意気に感じて、プレーする事が

良い循環を生みます。

 

そんなラグビーを表現する言葉があります。

ラグビー・フランス代表元主将 ジャン・ピエール・リーブという人が

「ラグビーは少年をいち早く大人にし、大人に永遠の少年の魂を抱かせる」

ラグビーに関わっている者ならば、一度は聞いたことがある有名な名言です。

ラグビーは、子供に責任や役割、自立、規律を教えてくれます。

なぜならラグビーは15人の選手、相手を合わせると合計30人もの選手が

同時にグランドでプレーします。スポーツの中でもっとも多い人数がグランドに立ち

そこでは一人一人が責任を持ち、規律を守り、自分の役割を果たさないといけません。

それらを自分で判断するためにも自立していなければなりません。

少年はグランドで逞しい大人にならないといけないのです。

 

今日は、少し長く堅い文章になりました。

あと少しです。

 

例えば、こんな話があります。

色々なスポーツのレフリーが居る中で、

誤解を恐れずにいうと…、ラグビーほどミスジャッジが多い試合は無いでしょう。

つまりレフリーはすべてをクリアーに見えないのです。

最近は、ビデオで判定する技術も生まれていますが、

本来は、レフリーが見ていなくても、反則をしないクリーンな精神が必要です。

また、レフリーが明らかにおかしくても、文句を言わない寛容の精神が必要です。

相手が居て、仲間が居て、レフリーが居て、試合が成り立つ。

そして、勝敗を越えて、試合が終わればノーサイド。敵味方を越えて、健闘を称えあう、

そんなノーサイドの精神、私も学生時代や先日のワールドカップ日本大会で少し触れる

事ができました。

 

ラグビーの理屈を述べてきましたが、

理屈ではありません。

是非、グランドで、新たな扉を開いてくれることを、願ってやみません。

 

ここまで、お付き合いいただきありがとうございました。

また、次回、お会いできることを楽しみにしています。